心の器

投稿者: | 2018年11月21日

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職場には、繁忙期に入ると応援に来てくれるスタッフがいます。地方から月に一度、一週間だけお手伝いをしに来てくれます。
今回、応援に来てくれたのは3歳年上の男の人。私と違い頭の回転が早く話も面白くて、あっと言う間に心を持って行かれました。しかし、応援は一週間だけで、何より地元には大好きな彼女がいると言うので、気持ちは伝えず自分の胸の内に仕舞って置くことにしました。

何日か一緒に仕事をしていると、Aくんが「可愛いね」とか「いじめたい」とか、からかって来るようになりました。好意を隠していたつもりでしたが、不器用なせいでバレていました。偶然手が触れたり何気ない時に目が合ったり、ドキッとしてしまう場面になると表情や動作がぎこちなくなり、どうしても伝わってしまったようです。
それでもAくんを受け流しながら過ごしていました。本当の気持ちに蓋をして…

応援の最終日。仕事終わりにAくんが「明日、地元に帰らなくちゃいけないから最後に会えないかな?」と、宿泊しているホテルへ誘って来ました。……彼女がいるのに?浮気はダメだけど…でも、この気持は何だろう?色々な感情が混合して迷いましたが、「浮気はいけない!」と、お断りをしました。
ですがAくんは引き下がらず「彼女は好き、でも今は(私)が1番好き」「俺はいつも本気だから、浮気じゃないよ!それに、本能を否定したら人間終わりだよ。否定していたらここまで人類は繁栄しなかったし」と論破され、妙に納得をしてしまいホテルへ行ってしまいました…
それから応援の度に関係を持つようになり、3ヶ月ほど続きました。罪悪感よりも会える嬉しさが勝り、Aくんに洗脳されてどっぷりと浸かって行きました。

そんなある日、Aくんからの連絡がパタリとなくなりました。私から連絡をしても前とは素っ気ない態度。咄嗟に、飽きたんだと理解しました。
Aくんの本気は3ヶ月しか持たなかった…でも不思議な事に悲しさや寂しさはなく、無理やり連絡を取ろうとは思いませんでした。それよりも、3ヶ月も愛してくれて嬉しかった。と、浮気を肯定するような感情だったのです。
その当時は、言葉巧みなAくんに論破され洗脳され気が付けなかったのですが、肯定して自分を納得させることが自分に対する慰めでした。
浮気や不倫はダメ!ですが、一筋縄に否定するのではなく、その背景をすくえるような器を作りたいと思います。